生活

海外で生活することとは戦い続けること

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2021年明けましておめでとうございます。素晴らしい一年が始まりますように、と言いたいところですが東京では一日の新規コロナ患者が12月31日に突如1300人に増え、地獄の2021年の到来を予見しているようでした。決して私は悲観主義者ではありませんが、変に夢見るつもりもありません。

恐らく日本経済はさらに厳しくなるでしょう

そして既に影響は日本にいる外国人、特にラテン系日本人「日系」に大きな影響を与えています。外国人が困難な時にどのような状況に置かれるかこの期に確認してみましょう。

解雇される外国人

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Photo by Anna Shvets on Pexels.com

外国人、コロナ解雇急増 住まいも失い 行き場なく困窮:東京新聞 TOKYO Web

この記事によると現在不況によって多くの外国人、特に工場で働くブラジル人が解雇されています。彼ら多くは工場で単純作業を行う非正規雇用者で、iPhoneのパネルを作ったり、自動車工場で組み立てをしているのですが今回不況によって作業員が解雇されているのです。

彼らはこの仕事を失えば人生が破綻します。彼らは日本語を十分に話すことができず単純労働以外にできる仕事がありません。家も会社が用意した寮なので失業すれば出ていくしかありません。さらにそのような家庭では子供達も日本語が上手ではないので日本の大学に行くことも難しい現実があります。家も、仕事も、教育の機会も失って帰りの飛行機のチケットも買えない。彼らが自殺したとしても疑問は持ちません。強盗になるか、家族でホームレスになるか、死ぬ以外に道がないと気が付くからです。

今この瞬間も人生がけっぷちの

人々がいるということです。

さて、ここまでの文章を読むと少なからず気分が悪くなることでしょう。しかし悪いのは本当に日本の企業や日本人だけでしょうか?すべての日本人が悪人で彼らを騙していたからこんなことになったのだと考えるのは現実をシンプルに見すぎています。

日本人だけが悪いのか?

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

話は変わりますが、あなたは飛行機の事故を見たことがありますか?あれは本当に悲劇的で一回大事故が起きれば何百人もの人が死んでしまいます。しかし、あのような大事故は一回のアンラッキーで起きるわけではなく、複数のケアレスミスと、重大なミス、そしてアンラッキーが重なることで起こっているという話があるのです。

例えばボタンAを押すべきがボタンB押してしまった。これだけなら死ぬことはありません。それを解除すればいいだけです。しかしボタンBを押してしまい、確認作業を忘れ、しかも悪天候の中空を飛んだりすると話は変わってきます。気が付いた時にはエンジンが動かなくなっており悲劇が起こるのです。

これは私たちの人生でも

全く同じではないでしょうか?

例えば、今回のコロナウィルスは突然起きたアンラッキーで誰も予想することはできませんでした。そのため「ウィルスのことを予想していなかったあなたに問題があります」なんていうつもりはありません。しかし、ブラジル人の人達が失った仕事は既に「全く儲からない仕事」として有名でした

日本の工場でブラジル人が働いて、大きな家を建てた時代もあったのは確かです。しかしそれは1990年代の話であって30年後の2021年では状況が全く違います。既にトヨタの工場などで正社員になれるチャンスもなく、非正規の契約は1年ごとから3か月ごとの更新に変わっています。つまり仕事の種類は同じですが状況が全く異なっているのです。しかし、彼らは日本語が読めないまま甘い言葉で日本を紹介するブローカーに騙され、さらに日本語の契約書を読まずにサインしたのでこんなことになったのです。

これに騙されず生きていくための方法もありました。例えば既に日本で働いたことのあるブラジル人に質問してもよかったし、騙されないように必死に日本語を勉強することもできます。契約書だってGoogle Translateを使ってチェックすることだってできたと思いませんか?いまならすべてがインターネットのおかげでほぼただなのです。貧乏は理由になりません。

全ての人が準備不足のために解雇されたとは思いませんが、すべての人が日本企業の搾取的ビジネスモデルとアンラッキーのために人生が崩壊したとも思わないのです。

海外では誰も助けてくれない

これが冷たい事実なのです。それをどれくらい理解しているかで日本に生活した外国人が生きていけるかどうかが決まります。日本語が難しいことは言い訳になりません。日本語が難しいから仕事が見つからないと言っても日本人は「ふーんそうなんだ。」というだけで助けてくれるわけではありません。これが現実です。

外国では誰も助けてくれない

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Photo by Ahmed Adly on Pexels.com

私の家族は高祖父の時代から海外で生活する機会がありましたが、そのすべての場所で困難と差別がありました。スペインでは生卵を投げられ、ロシアでは黄色い猿だと罵られ、シンガポールでは侵略者と憎まれました。これが外国人の人生の現実です。どんあに外国人が困っていようとその人たちを助けてあげようと考える人は本当に少ないのです。

もしかすると差別を変えようと行動すべきだと思う人もいるかもしれません。それも正しいことですが、あなたにも私にも生活があるのです。今日の食費がないのに10年後の明るい未来を考えることはできません。だからデモ活動をする前にしっかり日本で生活するための準備をしてほしいのです。

プログラマーになり給料の高い仕事に就けば、差別をするような無教養な日本人と会う可能性が減ります。お金があれば弁護士を雇って戦うこともできます。社会を変えるよりもあなたが個人的に強くなる方がより早く安定した生活をすることができると思いませんか?

日本は確かに外国人にとって難しい環境です。しかし差別は世界中にあります。どこに行っても戦わなければ幸せになれません。もしあなたの人生との戦いに逃げて日本にきたならあなたには言わなければいけないことがあります。

ここでも別の戦いが待っています。

私もあなたも戦い続ける以外に生き続ける道はありません。もし厳しい現実を見たくなければあなたは外国で生活しないほうがいいでしょう。いつかその国を憎むようになります。

コロナウィルスによる不況で世界はさらに混乱していくでしょう。私もまた一人の日本人として否応がなしにこの戦いの中で戦うしかないのです。戦いから逃げてもいつか逃げれなくなることを知っているので戦い続けるのです。

あなたは人生と戦う覚悟ができていますか?

それさえできていれば、日本人と結婚して主婦になっても、工場で働いていても生きている実感を感じるでしょう。これこそが私があなたに知っていてほしい最も大事なことです。

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