生活

日本人は世界でトップレベルに冷たい人間だった?

trunk of tree under snow in forest

外国人は日本人の事を礼儀正しい人だとよく言いますが。しかし、礼儀正しいからと言って優しい人だとは限らないですよね。あなたに親切だからといってそれはその日本人の優しさからではなく、「親切にすることがルールだから」親切なのかもしれません。今日は日本人の冷たい心の部分を少し覗いてみますか?

日本人は、実は「助け合い」が嫌いだった…国際比較で見る驚きの事実(坂本 治也)

他人を助ける国ランキング128位/144カ国中

ground group growth hands
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CAF World Giving Index 2018 | Research into global giving behaviour

この研究によると日本人は以下のようにほとんど他人を助けることがありません。

  • 困っている他人を助ける割合:23% 142位/144カ国中
  • 寄付した事がある人の割合:18% 99位/144カ国中
  • ボランティアをしたことがある人の割合:23% 56位/144カ国中
  • 合計 128位/144カ国中

これは本当に低い確率ですが、それほど驚きもしませんでした。むしろ私なんかはヨーロッパに行ったとき非常に親切な人が多くて驚いたくらいです。東京なら一瞬私を不審者のように見るであろうところを、怪訝な顔をせずに道を教えてくれることは本当にすごいことです。

これだけ聞くと非常に冷たい社会ですが、日本人だって優しい部分はあります。

日本人は家族や仲間など「身内」にはとことん優しいです。

それこそ正しいことをする他人よりも悪人である身内を守るというのは日本ではよくあることで、その姿勢が様々な行動にあらわれています。

例えば日本の副総理が数年前「もし外国人の難民が武器を持ってやってきたらどうするのか?射殺する必要はないのか?」と発言して大問題になりましたが、これは典型的日本人の思考です。欧州各国では困っている人であれば他人でも助けるべきだというキリスト教精神がありますが、日本にはありません。余裕があれば助けますが、まず自分そして次に「身内」です。だからこの副総理はこのように発言しましたし、未だに副総理なのです。

もちろんこの時左翼メディアは批判したのですが、私はサイレントマジョリティが「そうだよな。そんな知らないよそ者をなんで俺たちが守ってやらなきゃいけないんだ?」と思っていたから辞任する必要が無かったのだと思っています。

これがいわゆる他人に冷たいという具体例で、だから難民問題や国際問題に日本政府と日本人達は非常に無関心なのです。ある意味グローバリズムと全く反対側の考え方をしている国民性と言ってもいいでしょう。

さてここまで説明したのは日本人が実はなかなか「他人」と協力しないという事実でしたが、さらに日本では政府が弱者を助けることにも反発する人が多いのです。

あなたが貧しいのは自己責任

日本人は、実は「助け合い」が嫌いだった…国際比較で見る驚きの事実(坂本 治也) | 現代ビジネス | 講談社(3/5)

このグラフを見てください。これは失業者を政府が最低限の生活ができるように支援すべきかどうかについてのアンケートです。日本は一番反対者が多く、たった53%だけが賛成している状態です。驚くべきことですがこれは個人主義が非常に強いアメリカよりも低い比率で、まるでこれでは「貧乏人はこの世に必要ない」と言っているようではありませんか。

しかしこれは真実です。確かに日本人は失敗した人間を救済することがありません。「それはあなたの責任だから私には関係ない」と考える人間が多いのです。これも他人への冷たさを象徴する一例で、例えば生活保護という低所得者層への補助金を受け取っている人間を「ナマポ」と差別する事がネット上で溢れかえっています。よほど面の皮が厚いタフな人でないと生活保護をもらうことで周りの人間から蔑まれていると感じて精神病になり自殺することになるのです。日本社会で自殺が多いのはこういう他人とのつながりを感じ辛いことに原因が有るのかもしれませんね。

grayscale photography of man praying on sidewalk with food in front
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つまり日本人は家族・出身地・卒業した大学・仕事の種類などで徹底的に身内と他人を分けて、身内は悪い人間だろうが身内のルールを守っている限りは守り、他人はどんなにいい人でも守りません。だから典型的他人になりやすい外国人は疎外感や孤独を感じやすいのです。

さて、こんな「他人に厳しい」日本社会で生きていく方法を日本人としてい考えないとここまでネガティブな意見を提示するのはいささか無責任というものでしょう。というわけで考えてみました。

「身内」になる方法

family gathering for a group hug
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日本では「人間は皆平等だ」という考えより「身内は大事だ、他人は大事じゃないんだ!」という意識が強い以上「差別をするな!」と抗議しても現状はうまく行かないでしょう。だから積極的に身内になる方法を考えるべきなのです。

その一つの方法が私は

日本の大学に入学することだと思っています。

日本の大学に入るメリットは学問を勉強できることだけではありません。大学を起点としたコミュニティの「身内」になれるということがもっと大事なのです。難しいと思ってるかもしれませんが外国人でも試験にさえ合格できれば入ることができるコミュニティというのはなかなかありません。

事実、私はこれまで何人もの中国人の人たちが「え?中国人なんですか?ふーん」と他人として扱われていたのに有名大学を卒業したと聞いたや否や「えっそうなんですか!僕と同じ大学ですよ!すごい頑張ったんですね!」と手のひらを返すのを見ています。ほら、日本人は身内に優しいでしょう?

私個人としては他人を助けない日本社会には反対の立場です。私がこのようなブログを運営して皆さんに日本人が知ることのできる情報を共有しているのは大学で国際関係を勉強していたある日、「日本人が日本に住む外国人の生活にあまり興味を持っていない」と気がついたからです。いくらなんでも同じ国で生活しているんだから同じ人間として扱ってやれよと思うのですが、誰もしないので私が始めたのです。まぁいつか巡り巡って誰かが自分を助けれくれるんじゃないかと少し期待しているこのごろです。

もし少し日本に住み始めて「あれっ実は日本人ってすごい冷たい人間なんじゃないか?」と思ったらこの記事を思い出してください。それはあなたがその日本人に「他人」だと思われていると言うことでしょう。

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