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生き残るためにエリートを目指せ!受験戦争①:9歳の少年兵

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私は日本で安定した仕事を得るには有名大学を卒業すべきだとこのブログでいつも言っている。しかし、これを読んでいる読者の数人は「日本の大学に入学するなんてとても難しいよ、無理だよ。もっと簡単な方法が知りたい」と思っているだろう。

しかし、血のにじむ努力ができない外国人は必ずこの国で搾取される

なぜなら競争から逃げた日本人もまた搾取されているからだ。外国人ならもっと搾取される。血のにじむ努力と競争に勝利した者だけがこの国でなんとか安定した職を手に入れられるということをぜひ知ってもらいたい。

なぜこんなことを話すかと言えば私もその一人だったからだ。9歳から「まともな仕事を得られるような大人」になるため毎日10時間近く勉強してきた。結果私の体は既にカフェイン中毒である。しかし、これだけ努力してもまだ金銭的に安心できないくらいの給料しかもらえない現実を理解してほしい。この話を聞いたらもう「日本の大学に行くことくらいは必要だ」と思うだろう。

さぁ日本の暗黒面「受験戦争」へようこそ。これは実話だ。

中学受験の本質を知らない親に教えたい心得 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/229249

受験は9歳から始まる

日本の大学はその入学試験の難しさによってピラミッド構造のようになっている。日本には約800の大学があるが、下の図にある役50の大学が名門大学と呼ばれる大学だ。日本人の若者は誰もがこの有名大学に行きたいと思っている。

KJCLUB - 日本大学の序列を言う!
http://www.kjclub.com/jp/board/exc_board_9/view/id/491175/page/64877

なぜなら、日本の有名企業で働きたいと思ったらこの50校くらいに入れなければその資格すらないと考えられるからだ。

有名日本企業は難しい大学の入学試験に合格する知能とガッツがない人間は日本のエリートにはふさわしくないと考えている。つまり彼らにとって必要なのは日本の大学生の上位10%だけだ。ソニーも、トヨタもホンダもこれら有名企業だ。つまり、それなりの給料と豊かな生活を望むのであれば地獄のような勉強を子供の頃からするしかない。

人より豊かになりたければ競争以外に手段はない。

さてところで日本の有名大学に入学できる学生にはある特徴がある(特に東京ではこれが顕著だ)。それは有名私立中高一貫校を卒業することである。

私立中高一貫校とは、中学校及び高校を持っている私立学校のことである。日本では中等教育は通常中学校3年間、高校3年間に分かれており、中学校3年生の時に入学試験を受けて高校に入学するが、この試験を必要としないのが中高一貫校だ。

これらの学校は東京で圧倒的な権威を持ち、日本を支配するエリートを養成する学校だと考えられている。イギリスのイートン校のようなものだと理解すればいいだろう。

さて、実際どれだけこれら中高一貫校が実績を持っているか実際に調べてみよう。

例えば日本の最も優秀な大学である東京大学には毎年3000人の学生が入学する。その中で以下の数の学生が有名中高一貫校を卒業している。

<2020年の結果>

  • 開成中学・高校:185人
  • 筑波大学附属駒場:93人 (国立)
  • 桜陰:85人
  • 灘:79人
  • 渋谷教育学園幕張:74人
  • 麻布:63人
  • 駒場東邦:63人
  • 聖光学院:62人
  • 海城:59人
  • 栄光学園:57人

合計:820人(27.3%)

そう、日本中から日本人の学生がチャレンジするにも関わらずたった10の学校だけで毎年の合格者の25%以上を占めているのだ。これは中高一貫校に入ることの重要さの証になるだろう。エリートになるためにはこれらの学校に子供を入れなければいけないと日本人の親は考えるわけである。しかし、想像するほどこの学校に入ることもまた簡単ではない。

11歳の時に1度だけ行われる入学試験に合格しなければこれらの有名中高の学生になることはできないのだ。(日本で最も有名な開成中学の合格倍率は3倍)

このためこの学校に子供を入学させたい親は9歳の頃から子供にたくさん金を使って教育を施すことになる。すべては激烈な競争に勝つためだ。基本的に親は小学校での教育とは別に、さらに高度な教育を与えてくれる私立学校に通わせる。この学校に通う子供たちは通常8歳から9歳になると小学校で4時まで勉強した後6時から8‐10までこの私立学校で勉強する。このような学校を塾という。

そうそしてこの塾こそ、何を隠そう子供たちの戦場である。そこには競争、蹴落とし、露骨な対応の格差、資金難に苦しむ親という大人の現実があふれている。実際この中学受験を経験した子供は少年兵のように子供の心を失ってしまう。私も競争とプレッシャーに抗う強い精神力を得ることはできたが、やさしさを失った気がする。

さぁ、どんなことが起きたのか知りたくなってきただろうか?次回は実際に私がどんなことを経験したかあなた達に教えよう。この平和な国にも戦争はあるのだ。

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