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ワーキングホリデービザに行くと農場奴隷にされる⁉:うまい話は適切に使いましょう

man holding hoe

私と私の家族は長年日本人として様々な国に住む経験がありました。その経験から外国で不幸になる人物の特徴をよく知っています。

それは「曖昧な希望」のために外国に行ってしまう人です

例えばこんな理由を言ってあなたに外国に行くことを薦めている人がいたら、この記事を思い出してください。

様々な価値観を知ることができますよ!

今すぐ日本に行こう!

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人生を変える体験があなたを待っています!

woman wearing a kimono holding umbrella
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このような「曖昧な希望」を売り物にしている団体はあなたから無駄な金銭をかすめ取る可能性があります。そんなわけで今日は一見、明るく楽しいイメージを感じるワーキングホリデーの実態と今後の人生の影響に関してお話します。

ワーキングホリデーとは

【10月開催】はじめてのワーホリ会!!〜経験者が語る失敗しないワーキングホリデー〜|ワーホリプラン

ワーキングホリデービザとは18歳から30歳までの若者に与えられる特別なビザで、

これを持っている人間は労働をしながら1年間外国で生活をすることができます。

日本国政府が締結している複数の国の国民が対象になっており、オーストラリア、カナダ、チリ、アルゼンチンなど24か国が条約を結んでいます。これは海外に行ってみたい若者にとって非常に有益なビザで、日本でも毎年多くの日本人がオーストラリアへワーキングホリデーに行っています。またこのワーキングホリデーで英語力を向上させ現地に就職し、海外で生活をするようになった人や国内に帰った後給料がよりよい仕事に就ける人もいます。まさに若者の希望のビザです。

ですが

ワーキングホリデーにも闇の部分があります。

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現在ワーキングホリデーを斡旋する業者は少数の成功者またはラッキーな人のみに光を当てていて、過半数を占める闇側に生きている人たちのことを語ろうとしません。

事実オーストラリアに渡航する多くの日本人の若者が最低時給以下の日本料理店でパワハラ付きの長時間労働を強いられたり、毒蜘蛛が飛び出すブルーベリー農場で泣きながらブルーベリーを取ることを強いられているのです。現地の企業で一年間のインターンシップをして英語も覚えて現地で就職する日本人とブルーベリー農場で涙を流す日本人には一体なんの差があるのでしょうか?

「ここには人権はありません」:政府の「搾取的」バックパッカービザスキームの内部-ABC News(Australian Broadcasting Corporation)

この日本人の失敗の例は日本に住みたいと考えている外国人のあなたにも教訓となるはずです。そのため今日は仲介業者の甘い話を信じてオーストラリアに行き、最低自給以下の農場労働で奴隷のような生活をすることになった日本人の話を勉強しましょう。

4種類の日本人

一橋大学で博士号を取得した藤岡伸明氏の研究によるとオーストラリアにワーキングホリデーに行く日本人は以下の4種類に分けられます。

HERMES-IR : Research & Education Resources

1. キャリアトレーニング型

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日本で既に海外でも働ける特殊なスキルを習得していて、なおかつ海外で経験を積むことで日本に帰ってもオーストラリアに行く前よりも良い仕事または同じくらいの仕事を手に入れることができる人。中にはこれからオーストラリアで生活をしたいと考え、ワーキングホリデービザはそのための労働ビザをくれるホストを探すために使っている人もいます。

例:美容師・料理人・プログラマー・看護師・ビジネスレベルの英語話者

2. キャリアブレーク型

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

日本での仕事を辞めてオーストラリアに来た技能職の日本人または貯金などが多いエリート日本人。人生の長いバカンスのために来ていて、能力も高いため日本に帰った後も仕事を見つけやすい。言語学校に入学する人間の中にこのような人もいる。

例:外資系コンサルタント

3. プレキャリア型

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まだ仕事を持っていない学生。学校を休学してオーストラリアに遊びに来ている。ある程度家族が裕福なことが多く、若いのでワーキングホリデーが今後の人生に影響を及ぼす可能性が低い。

4. キャリアセット型

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ワーキングホリデーを行う人の中で最も搾取の被害に合う可能性の高いタイプの渡航者。日本人だが高学歴な大学を卒業し、十分な収入を得ているエリートではなく、今後の未来に不安を抱えている。しかし、何ををすればこの不安を解消できるのかもわからずオーストラリアに来た。調査によるとこのようなノンエリートの25-30歳の女性が最もワーキングホリデーを行う傾向にある。

このタイプの人物はオーストラリアで日本食レストランのウェーター、農場での低技能肉体労働者、食肉解体業などに従事する可能性が高く、さらに英語が堪能でないことが多いので最低賃金以下の違法労働をさせられる可能性も高い。また彼らがそのような経験しかしていないことを日本の企業も知っているので帰国してもいい仕事を見つけられず、非常に給料の安い正規職か解雇のリスクが高い非正規職になる可能性が高い。

ではなぜこのタイプの人はその後多くの人が失敗しているにも関わらずオーストラリアに渡航してしまうのでしょうか。

曖昧な不安に付け込む甘い言葉

それはつまり「WH斡旋業者」が彼らに甘い希望をささやき、低賃金労働者を欲している農場や工場に英語力のない彼らを斡旋するからです。つまり、

彼らは既に奴隷ビジネスの一つのパーツなのです。

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オーストラリアは非常に物価が高い国で日本よりも1.5倍もあります。しかしそのような国でもオーストラリア人がやりたがらない仕事はたくさんあるのです。農場や日本食レストランはそれほど儲かる仕事でもないため高い賃金が払えずそのままではオーストラリア人の労働者を集めることができません。

この労働力不足に目を付けたのがワーキングホリデー斡旋業者です。これらの業者は日本でくすぶっている若者たちを集め、オーストラリアに行くことができれば英語を勉強することができて貯金もできる。国に帰ればその英語力が評価されてより良い仕事に就けし、もしかするとオーストラリアに定住してみんなが羨むような海外生活ができるかもしれないと宣伝しました。こうして将来を心配しているたくさんの日本人の若者はオーストラリアに行ったのです。

しかし、この宣伝は本当であり、嘘です。なぜなら斡旋業者が言う成功例の人は既に日本で専門技術を持って仕事をしていたキャリアトレーニング型の人間が非常に多く、ワーキングホリデーに参加している過半数を占めるキャリアセット型の人間にはチャンスはないからです。

英語が話せない、技術もない、現地の大学を卒業していない。

あなたが社長なら雇いますか?

こうしてこれらの若者は計画通りオーストラリア人がしたくないと思っている辛い労働に従事することになります。もちろん農場で働いていれば彼らも不満を持ち始めます。理想の海外生活はオーストラリアのオフィスやかっこいいカフェで英語を使いながら働いているはずだったのに現実は砂漠の中のブルーベリー畑です朝から晩まで収穫作業です。ここで騙されたと彼らは気が付きます。しかし、彼らが違法な低賃金労働を訴えたり、ストライキを起こしたりすることはありません。

  1. 英語能力が低く、他に仕事がない。
  2. 今仕事を失うと生活できない
  3. どうせ1年間しか生活しないので我慢しようと思う

これらの理由があるからです。こうしてオーストラリアの産業と斡旋業者が喜ぶ仕組みができました。彼らは儲けたお金で新しく宣伝をして新しい若者を呼びます。そして日本に帰った若者たちはこの現実を訴える暇もなく、日本での仕事を探すことに忙殺されます。こうして、

効率的な搾取スキームが維持されるのです。

さて、ここまで説明した理由は私がオーストラリア政府を告発したいからではありません。このスキームはどの国でも利用できる非常に有用なものだということを説明したいのです。日本人が主語だったところをドイツ人にして、オーストラリアを日本に変えてみましょう。

全く同じことを日本でもできるのです

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Photo by Alex Knight on Pexels.com

少しずつ日本でのワーキングホリデーの実態が想像できるようになってきたのではないでしょうか?少なくとも「まず、日本に行ってみよう。そしてもし運がよかったら仕事を見つけて日本に住もう」という甘い考えは通用しません。それは搾取されるスキを見せるということです。あなたの貴重な人生を日本の居酒屋で1年働くことで使いたいですか?

日本の文化を知りたいのであればインターネットを使えば様々な情報が手に入ります。日本語を勉強したいならオンライン教師を雇えます。仕事の情報が欲しいならLinkedInを活用できます。

日本に行かないとできないことは

2020年、現在あまりありません

そのため曖昧な希望を売り台詞にする斡旋業者を信じないでください。あなたの人生を変えようと思ったらあなたの国が最もその可能性が高いです。外国人になることは搾取される可能性を飛躍的に高めます。

それでも日本に来る理由がある。日本に行かないと夢が叶わない。日本に行くためだったら毎日5時間勉強してもいいと思える人、または純粋に1年間の観光を楽しみたい比較的裕福な人にだけがこのシステムを有効活用できる可能性があります。あなたはワーキングホリデーをすることで得たいことは具体的に決まっていますか?

ワーキングホリデーをするときは具体的なメリットとデメリットを比較して日本に来ることをおススメします。考えることです。考えなければ騙されるのです。

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